【技術士 総合技術監理部門】2024年度 口頭試験 完全再現!

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「どこまで深掘りされるのか想像がつかない……」

「論文は通ったけど、総監は口頭試験が一番の鬼門って聞いて不安」

「結局、“総合技術監理の視点”って何をどう答えればいいの?」

「一般部門のコンピテンシーと何が違うの…?」

これは、かつての私が総監の口頭試験を前に感じていた不安そのものでした。

技術士試験の中でも、総合技術監理部門はとりわけ抽象度が高く、「何が正解なのか分かりづらい」のが大きな特徴です。
一般部門に比べ、どの方向からどんな質問が来るのか予想しづらいというのが大きな壁となります。

口頭試験では、業務経歴に関する質問はもちろん、“5つの管理”“全体最適化”、そして“トレードオフ”“中長期的な運営視点”など「総監リテラシー」についての理解が、あらゆる角度から問われます。

つまり事前準備した「型にハマった回答」ではなく、どんな質問に対しても上記観点を混じえて答られる「総監脳」を育てておくことが重要となります。

目次
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2024年度 口頭試験 当日再現

私の受験科目は
【総合技術監理部門 – 建設部門(施工計画、施工設備及び積算)】
となります。

私の場合、主な質問は計23問、試験時間は18〜19分ほどで終了しました。

シビライ

大変心苦しいですが、ここからの口頭試験内のうち一部やりとりについては、有料noteでのみの公開とさせていただいております。

業務詳細について
細かい内容までは公開したくないという本音がある一方、
私自身が受験する際に

 「もっと詳細内容も再現した回答例を知りたい」
 「当日やりとりを、ありのまま再現してくれている方はいないのか」


という気持ちが強かったため
当日のリアルな再現回答を作ることにこだわっていました。

最後の関門に向けて、本当に必要とする人にだけ届いて欲しいという思いから、一部有料という判断にさせていただきました。
ご理解の程よろしくお願いいたします。

この先、一部有料noteでのみの公開note:【技術士 総合技術監理部門】2024年度 口頭試験 《完全再現》)とさせていただいております。ご了承のほどよろしくお願いいたします。

では、ここからが当日のやりとりの再現となります!

試験官A:50代くらいの若々しくてオーラのある男性

試験官B:60代くらいの少し厳しそうな男性

受験者  :シビライ

(試験室の前の椅子で待機。その間、口頭試験を終えた前の受験者が退場してくる)

(その後しばらくして、試験官が試験室の外まで呼びにきてくれる。この時間で業務詳細を読んでくれているのか?)

(試験室に入室)

受験者

「よろしくお願いします。」

試験官A

「まずは受験番号と名前をお願いします。」

受験者

「受験番号〇〇〇〇、シビライと申します。よろしくお願いいたします。」

試験官A

1.「それではあなたのこれまでの業務経歴について、3分で説明してください。」

受験者

「建設会社(ゼネコン)に入社後、主に工事現場での施工計画・施工管理業務を行ってきました。

まずは工事担当者として、担当工事における品質管理や工程管理を通して【経済性管理】、労働災害防止を通して【安全管理】、現場周辺環境への配慮を通し【社会環境管理】について学びました。

その後、工事の副責任者として部下を持つようになりましたので、部下の教育を通して【人的資源管理】、現場で意思決定をするための情報の収集・整理を通し【情報管理】についても学び、実施しました。

現在は、監理技術者として、これまでに身に付けた5つの管理を活用しながら、工事全体の俯瞰的な管理を行っております。」

試験官A

2.「あなたがこれまで経験した業務で、最も総監らしいと思った業務について詳細を教えてください。」

受験者

「業務詳細に記載した内容でも良いでしょうか。」

試験官A

「はい、もちろんいいですよ。」

受験者

🔒
業務詳細に記載した工事内容について、用意していた以下回答を4分程度で話す。
(一応ジャスチャーをしながらゆっくり話したが、一度も見てくれなかった)

① 工事概要(業務詳細に書き切れなかった部分の補足説明)
② 最重点管理項目は【工程管理(経済性管理)】
③ しかし現場条件から【安全管理】も重要
④ ②と③でトレードオフ発生
⑤ ④のトレードオフを【情報管理】により解消

〜詳細は、note有料記事内にて公開中〜
note:【技術士 総合技術監理部門】2024年度 口頭試験 《完全再現》

試験官A

3.「これまでトレードオフに遭遇する場面が何度かあったと思うが、その中で1番上手く解決できたと思う事例について教えてください。」

受験者

「4行目の業務経歴において、【安全管理】【経済性管理】トレードオフになった事例があります。
 当初、重機を2台使うことを想定していた作業がありましたが、実際はヤードの関係で安全管理の観点から重機が1台しか動けない状況となりました。
 その作業はクリティカルパス上の作業であったため、全体工程の遅延に影響が出てしまいました。

 そこで、その後工程の作業が人力作業メインであったため、そこに作業員を追加投入することで後工程を短縮し、全体工程の最適化を図りました。」

試験官A

4.「これまでの業務を振り返って、これは上手くいかなかったなという事例がありますか。今ならどうするかも教えてください。」

受験者

「3行目の業務経歴において、コンクリートの打設前に型枠に出した墨の位置が違うといった失敗事例がありました。」

試験官A

4.「今ならどう対策しますか?(2回目)」

受験者

(ここは中長期的な視点・持続可能性を持って業務にあたっているか、つまり自分だけが行う場合だけでなく、
“自分の部下が行っても同じ結果を得られるように仕組み作りをしているか”
を意識して回答した方が良さそうだな)

受験者

「型枠の確認時にチェックリストを使用していたのですが、箱抜きに関する項目が入っておらずチェック漏れが生じました。
 そのため、その後は箱抜きの項目も追加し、チェックリストを更新しました。
 現在はそのチェックリストを部下に渡し、同様の確認をさせています。」

試験官A

5.「ミスの度にチェック項目を増やしていくと、
  管理が大変になっていかないですか。」

受験者

「はい、なっていきます。」

試験官A

6.「見直しとかはしないんですか。」

受験者

「現場によって該当しない項目等もありますので、現場が変わった際やもしくは工種が変わって項目が一致していなければ、その都度更新するようにしております。」

試験官A

7.「現在29歳?だと思うが、
  すでに他の部門の技術士は持っていますか。」

受験者

「はい、建設部門を持っております。」

試験官A

8.「総監を取りたいと思ったきっかけは、何かあったのですか。」

受験者

🔒
業務経歴の中で、
 ・5管理の活用
 ・トレードオフの解消
 ・俯瞰的な監理
などの能力が必要と感じた経験を説明

〜詳細は、note有料記事内にて公開中〜

試験官A

9.「総監の資格を取ったら、何がしたいですか。」

受験者

「総監の5つの管理の活用や全体の俯瞰的な管理の能力を示し、リーダーとしてプロジェクトを遂行していくことで、後輩たちもそういったリーダーを目指すようになればと思っています。
 また今後も多くのプロジェクトを遂行することで、社会に貢献していきたいと思っています。」

受験者

(やべ、前問と同じような回答を繰り返してしまった)

試験官A

10.「総監を取ると、何か手当がもらえたり昇級昇進に繋がったり、
   社内でのメリットはあるのですか。」

受験者

「一時金として3万円もらえます。」

試験官A

「え、それだけ?」(少し笑いながら)

試験官B

「え、それだけ?」(少し笑いながら)

受験者

「はい、それだけです」(合わせて笑いながら)

受験者

(え?他の会社だともっと何かもらえるの?)
(てか試験官B、今日初めて喋ったな)

試験官A

11.「現在、部下は何人ですか。」

受験者

「現在は3人です。」

試験官A

12.「今まで、最大で何人の部下を持ったことがありますか。」

受験者

「最大で5人です。」

試験官A

「それは何行目の業務ですか。」

受験者

「3行目の業務です。
 社員だけでなく、派遣やJV他社も含めて5人いました。」

試験官A

13.「部下の指導をする際、何か心掛けていることはありますか。」

受験者

【人的資源管理】の観点から、部下の能力の向上と発揮を意識しています。
 具体的に部下の能力向上のために、事務所で原理などを教えるOFF-JTを行い、その後現場で実際のものを見ながら具体的な説明をするOJTをするといったように、OJTとOFF-JTを組み合わせる形で教育をしております。」

試験官A

14.「今後、もしくは今もそうかもしれないが、年上が部下になることもあると思うが、その際年上の部下をどのように教育しますか。」

受験者

「年上の方は、経歴や経験値が自分より豊富な場合が多いと思います。
 そういったこれまでの経験を活かせるような業務を割り振るようにし、自分の経験を活かすことでやりがいを感じてもらえるようにコミュニケーションを取っていきたいと思っております。」

試験官A

15.「ちなみに業務詳細の現場は、何もトラブルなく完了したのですか。まだ続いているのですか。」

受験者

「ちょうど来週竣工検査があります。現場は完了しました。」

試験官B

🔒
16〜20.
 業務詳細の工事についての質問

〜詳細は、note有料記事内にて公開中〜

受験者

🔒
業務詳細の工事についての回答

〜詳細は、note有料記事内にて公開中〜

試験官B

21.「社内でも安全管理に関するシステムのようなものがあると思うが、現場にはどのように反映しましたか。」

受験者

(本当は社内の労働安全衛生マネジメントシステム等について聞きたかったのだと思うが、明確な回答ができそうになかったため、少し方向をずらした回答をした。)

受験者

「現場での安全管理について、まずは作業手順の周知会を行い作業員の安全教育を行います。
その後KY(危険予知)活動を行い、危険要因の洗い出しを行います。

もし現場でヒヤリハット等があれば、それを翌日のKYや作業手順に盛り込む等により、PDCAサイクルを回す形で安全管理を行なっております。」

試験官B

🔒
22,23.
 業務詳細の工事についての質問

〜詳細は、note有料記事内にて公開中〜

受験者

🔒
業務詳細の工事についての回答

〜詳細は、note有料記事内にて公開中〜

試験官B

「じゃあ、現場条件がたまたま良かったのですね。」
(少し嫌味っぽい感じで)

受験者

(求めている回答と違った感は残るが、もう残り時間もない。
ここで色々突っ込まれると十分回答しきれない可能性もあるから、これ以上の説明は辞めよう)

受験者

「はい。」

試験官A

(Bに向かって)
「そろそろ時間ですね、ほか大丈夫ですか。」

試験官B

(Aに向かって)
「はい、大丈夫です。」

試験官A

「それでは、これで口頭試験を終わります。お疲れ様でした。」

受験者

「ありがとうございました。」

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最後に

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


この記事では、私が実際に受験した技術士(総合技術監理部門)口頭試験当日のやり取りをできる限り再現し、その雰囲気や問われ方をリアルにお伝えしました。

総監の口頭試験では、

経済性管理・人的資源管理・情報管理・安全管理・社会環境管理「5つの管理」

・対立する要件をどう整理・判断するかという「トレードオフ」の考え方

・特定の部分最適ではなく「全体最適」をどう意識して業務を進めているか

といった視点があらゆる角度から総合的に問われます。

これは単なる暗記では対応できず、日頃の業務経験と考え方に“総監の軸”があるかどうかが試される場です。

一般部門に比べ総監部門の口頭試験は、その質問の抽象さゆえに、対策時から難易度が高く感じました。

しかし、質問の角度は違えど、問われている本質はいつも共通しています。

自身で色々と想定するのも大事ですが、一度間違えた方向に舵を切ると、後から取り返しが付かなくなることもあります。

方向を正しく定め、合格に向けて一直線に走っていくためには、実際の回答事例模擬面接になるべく多く触れることが一番だと思います。

どんな質問に対しても、上記の視点で答えられるように”総監脳”を鍛えていきましょう!

あなたの努力が、確かな結果につながることを心より願っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

note有料部分では、上記の非公開部分も含めた【完全再現版】を公開しております。

また想定問答の作成に活用できるよう、上記のやりとりをまとめたExcelもダウンロード可能となっております。

以下リンクより公開しております

note:【技術士 総合技術監理部門】2024年度 口頭試験 《完全再現》

「ここでの勉強が、あなたの未来を変える。」

【現場監督シビライの土木資格道場】では、あなたの努力が実を結ぶよう、これからも役立つ情報を発信し続けます。

資格取得というゴールは、その道のりにも大きな意味がある。

今日学んだことが、明日の成長につながり、その成長の積み重ねが、あなたの未来を変える。

また次の記事でお会いしましょう。あなたの挑戦を、全力で応援しています。

共に頑張っていきましょう!

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この記事を書いた人

現場監督シビライのアバター 現場監督シビライ 現場監督/技術士(建設部門)

大手ゼネコン勤務の30代現場監督。20代で多くの土木資格を取得した自身の経験をもとに土木資格の取得に役立つ情報を発信中。
【主な保有資格】
技術士(総監・建設部門)、1級土木施工管理技士、コンクリート主任技士、コンクリート診断士 他

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